2月18日(土)、NPO法人「グラウンドワーク福岡」がPSNと協働で福岡視覚特別支援学校の生徒さんが安全でやすらぎのある空間とするため、遊歩道の整備やハーブが香るハーブガーデン作りを推進しているボランテイア活動で、松九会として6回目の参加になります。今回も、松九会から9名、PSNを含むパナソニックファミリー会から社員と家族48名、この支援ボランテイアの事務局及び学校先生・生徒含めて総勢80名の参加者となりました。
会議室でオープニング式を行った後、時折激しく雪が振る寒い中で、ハーブガーデン花の土を1mほど掘り出し、掘り出した土を振るいにかけて細かくして、通気性・排水性が良くて、それでいて保水性・保肥性も良い土づくりを行った。今回はガーデンづくりの基本となる土づくりという地道な作業であったが、参加者たちは熱心に作業を続けて、花壇内の全ての土を掘り出して土を生き返らせる基礎を作った。
この土は「緑のコーディネーター」の方により、5月まで日光による殺菌と有機物を多く含んだ土への改良が行われて、5月に予定している次回のハーブの苗植え、11月実施予定のハーブの収穫と繋がることとなる。
作業が終わった後は、「美味しいご飯を食べさせ隊」が作ったカレーライスと昨年我々が基礎から作った“石窯”で焼いたピザを食べながら交流を図った。生徒たちは、学校外の人達と接することや 健常者の同年代の子供たちと一緒に活動できるこの取り組みを楽しみにしてくれている。一方、パナソニックグループからの参加者は、目の不自由な生徒たちと一緒に作業をすることにより、「思いやり」や「ボランティア活動の大切さ」を感じているようだった。
また、このハーブガーデンづくりは盲学校の子ども達の将来の職域を広げる取組みとしても、地域行政や地域団体からも注目をされている。子ども達の多くは、将来マッサージ等の技術を身につけて社会で自立することになるが、この仕事も健常者が多く入ってきており、仕事先など競走が激しくなっている。このような中、盲学校の生徒たちの鋭い臭覚をより育てて、ハーブを利用したアロマセラピーなど、子ども達の職域を広げる取組みになることが期待されている。(事務局)
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